ギリシャ国債、利回り上昇 ユーロ導入後の最高水準

2010/4/8付
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 【ロンドン=石井一乗】金融市場でギリシャ国債の価格が急落し、利回りが急上昇している。8日には10年物国債利回りが一時7.5%まで上昇。ドイツ国債に対する上乗せ幅も一時4.5%となり、ともに2001年にギリシャがユーロを導入して以来の最高水準に達した。アテネ株式市場では預金流出などを背景に銀行株が急落した。

 政府の資金繰り問題に加え、金融システムを巡る懸念も浮上している。同国中央銀行によると今年1、2月に国内預金者がギリシャの銀行口座から約80億ユーロ(約9900億円)を引き出した。ロイター通信は、同国政府が08年に導入した金融支援策の未執行分を実施するよう、国内銀行が求めたと報じ、銀行経営を巡る不透明感が増した。ギリシャに対する投資家の不安心理が一段と膨らんでいる。

 同国国債の債務不履行時に元本保証を受けるための保証料を表すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の保証料率も上昇し、アイスランドの料率を上回った。

 ユーロ圏諸国はギリシャが市場で資金調達できなかった場合の支援策で合意したが、うまく機能するのかどうか市場の疑念は消えていない。

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