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韓国、ベトナム次期原発商戦に参入へ

【ソウル=尾島島雄】ベトナムの次期原発計画の受注商戦に韓国電力公社などの企業連合が参入する。韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が8日、訪韓しているベトナムのサン国家主席(大統領)と青瓦台(大統領府)で会談し、ベトナムが導入を目指す原子力発電所の建設に韓国が協力することで一致した。ロシアが受注した1期、日本が手がける2期に続く3期工事での受注を狙う。

李大統領とサン国家主席は安全保障や経済・通商分野で2国間関係を強化することを確認。青瓦台によると「韓国の技術を適用した原発の開発、人材養成、技術移転など(韓国側)の提案を土台に協力事業を推進する」ことを決めた。「原発の安全性を拡充すべきだ」との考えでも一致した。

韓国は3期工事の受注を期待しているが、事業者として選定される約束を得たわけではない。ベトナムは第1期をロシア、第2期を日本に発注することを決定。長期の増設計画を持つものの、第3期以降の具体的な発注条件は示していない。

2009年末にアラブ首長国連邦(UAE)で原発建設を獲得した韓国はベトナム第2期の受注も視野に入れていたが、日本企業連合に出遅れた。首脳会談の議題として取り上げることにより、第3期の受注活動で日仏などに比べ有利な位置づけを狙う。ベトナム側は将来の発注に向けて競合国を増やし好条件を引き出す狙いがあるとみられる。

韓国では東京電力福島第1原発が採用する原子炉とは別のタイプである加圧水型軽水炉(PWR)を斗山重工業が手掛けており、受注活動ではこうした技術を前面に押し出すとみられる。ロッテグループやポスコなど韓国企業の現地への投資を通じた両国間の密接な関係もアピール。時間をかけて自国側に引き込む戦略をとる公算が大きい。

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