スペイン、隠し資産にすがる?免税で国債購入要請

2010/6/12付
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【パリ=古谷茂久】スペイン政府が隠し資産を持つ国民に、過去の分の免税と引き換えに申告を促し、さらに国債購入を求める奇策を検討していると地元紙が報じた。政府は報道を否定しているものの、国内総生産(GDP)の4分の1に達するともいわれる国民の隠し資産に頭を痛めている。

地元紙は政府高官の話として、課税逃れのために内外に資産を隠しているスペイン国民が正直に自己申告した場合、過去の課税分は免税とすることを検討中と伝えた。代わりに申告者は国債購入を求められる。

財政赤字のGDP比率は2009年には11.2%に達し、過剰な債務が信用不安を引き起こしているスペイン政府にとっては、長期格付けが引き下げられている国債の国内保有率を高めるだけでなく、将来の税収増も期待できて一石二鳥になるという。ただ、スペイン財務省報道官は報道を否定している。

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