2019年1月21日(月)

ブラジル高速鉄道入札、7月に再延期 五輪開通困難か

2011/4/8付
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ブラジル陸運庁は7日、今月11日に予定していたリオデジャネイロ―サンパウロ近郊間の高速鉄道建設の入札を、7月11日に延期すると発表した。事業の採算性が不透明で地元建設会社や日本、フランスなどの企業グループが依然として応札に慎重なことを受けた措置。これにより2016年に開かれるリオデジャネイロ五輪時点での開通は難しくなったとの見方が出ている。

延期は昨年11月に続き2回目。入札は全長約510キロメートルの高速鉄道建設と、40年間の運営を一括して担う事業者を選定するもの。新たな日程では7月11日に応札額を含む提案書を受け付け、同月29日に結果を発表する。

ブラジル政府は事業条件の一部見直しなどで応札を促す方針だ。7日会見したフィゲイレド陸運庁長官は、官民の負担割合など、入札の前提となる事業条件を変更する可能性については否定したが、「関連資材の輸入関税見直しなど、小幅な変更は考えられる」と指摘。事業者の負担軽減に一定の理解を示した。

ブラジル高速鉄道計画を巡っては、三井物産などで構成する日本の企業グループなども応札を検討。ただ昨年11月時点では、日本やフランス勢は用地買収や40年間にわたる運営の間に生じるリスクなどが大きいと判断。韓国グループのみが応札を表明していた。各企業グループは3月に入り「建設会社との協議などにまだ時間が必要だ」として再延期を求めていた。(サンティアゴ=檀上誠)

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