2019年7月17日(水)

B787「主翼にひびの恐れ」 引き渡し前の機体
三菱重工が通知

2014/3/8付
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【ニューヨーク=杉本貴司】米ボーイングは7日、新鋭中型機の「787」の主翼に小さなひびが生じる恐れがあるとして、調査を始めたことを明らかにした。主翼の製造元である三菱重工業が製造過程を一部変更したことが原因とみられ、同社がボーイングに通知した。製造中の787は納入が遅れる可能性もある。

すでに航空会社が運航している機体についてはひびが生じる可能性はないとしている。787の主翼は炭素繊維の複合材を素材に、三菱重工が大江工場(名古屋市)で製造。米ワシントン州とサウスカロライナ州にあるボーイングの工場に供給している。ネジを締める際に、主翼の骨組みにあたる「リブ」にごく微細なひびが入る可能性があるという。

三菱重工は「不適合が生じる可能性がある部品はすべて航空会社への引き渡し前のものである」とした。ボーイングも「運航中の機体についてはこのような問題は生じないと自信を持っている」と説明している。

ボーイングは7日発表した声明で「問題は把握しており、対応は1~2週間で済む」としたうえで「(当面は)納入遅れが発生するかもしれないが、2014年の納入計画に変更はない」と影響が軽微であることを強調した。同社は787の生産能力を引き上げ、月間10機を生産している。

787を巡っては昨年1月に日米で電池から煙が出るトラブルが続発。米連邦航空局(FAA)や日本の国土交通省が運航の一時停止を命じた経緯がある。現在もその原因は分かっていない。その後も燃料漏れなど不具合が相次ぎ発覚し、利用客の不信を招いた。

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