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中国、リーマン危機以来の利下げ 8日から0.25%

【北京=大越匡洋】中国人民銀行(中央銀行)は7日、商業銀行の貸出基準金利と預金基準金利をそれぞれ0.25%引き下げると発表した。8日から実施する。利下げはリーマン・ショック後の2008年12月以来、3年半ぶり。新興国ではインドやブラジルも利下げに動いており、米欧も追加緩和に含みを持たせている。景気の下振れ懸念が強まるなか、世界的な金融緩和局面に入りつつある。

今回の利下げによって、中国の貸出基準金利(期間1年)は6.31%になる。欧州危機で景気の減速が鮮明になるなか、金融面から経済の下支えを狙う。預金基準金利も貸出金利と同様に0.25%引き下げ、1年物定期預金の基準金利は3.25%とする。

中国は昨年12月以降、金融を引き締める方針を修正。5月まで3度にわたって、市中銀行から強制的に預かる資金の比率を示す預金準備率を引き下げてきた。

ただ欧州危機で輸出が伸び悩み、それが国内の生産活動に波及。今年1~3月期の実質成長率は8.1%と5四半期連続で伸びが鈍った。これをふまえ、さらに踏み込んだ利下げを実施し、金融政策の軸足を一段と景気重視に移した。

欧州債務危機が長引き、世界経済は不確実性が増している。新興国では中国に先立ち、インドが4月に3年ぶりの利下げを決定。ブラジルも追加緩和で過去最低水準まで金利を引き下げた。

中国は金利自由化への措置も採用し、銀行が自由に決められる金利の幅を広げた。従来は貸出金利は、原則として基準金利の0.9倍が下限だったが、これを0.8倍に引き下げる。預金金利の上限については基準金利の1.1倍まで認める。

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