2019年2月20日(水)

「鳥インフルに効果」漢方薬、中国で売り切れに

2013/4/8付
保存
共有
印刷
その他

中国各地で、鳥インフルエンザウイルス「H7N9」に効果があるとの誤解が広まって、漢方風邪薬「板藍根(ばんらんこん)」の売り切れが相次いでいる。大連市の薬局では軒並み品切れとなった。薬剤師の男性は次々と訪れる客に「次にいつ入荷できるか分からない」と伝え、「(薬の効果は)単なる迷信。こまめに手洗いする方が有効だ」と説明していた。

きっかけは、陝西省衛生局などが対策として「マスクの着用」や「鳥類への接触回避」とともに「風邪防止薬の服用」を勧めたこと。北京や南京、広州、瀋陽など各市でも売り切れとなった。

専門家は「むやみに板藍根を飲めば、かえって危害となりかねない」と警鐘を鳴らす。だが2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)のような政府の情報隠しを疑い、市民は自衛に走っている。(大連=森安健)

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報