米HP前CEOのハード氏、米オラクル社長に就任

2010/9/7付
保存
共有
印刷
その他

【シリコンバレー=奥平和行】米ソフトウエア大手のオラクルは6日、米ヒューレット・パッカード(HP)のマーク・ハード前最高経営責任者(CEO、53)が社長に就任したと発表した。ハード氏はセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)に関する社内調査の結果を受けて8月6日にHPのトップを辞任したばかり。約1カ月でのライバル企業への転身は注目を集めそうだ。

チャールズ・フィリップス社長は退任した。もうひとりの社長、サフラ・キャッツ氏は留任し、2人の社長がラリー・エリソンCEOを支える体制になる。

ハード氏は2005年4月にHPのCEOに就任。パソコン事業のリストラや企業買収に手腕を発揮し、HPを機器とソフトの両方を手掛ける売上高で世界一の総合IT(情報技術)企業に育てた。オラクルのエリソンCEOは声明で「ハード氏はハード・ソフト融合の先駆者であり、IT業界で同氏ほどの経験を持つ幹部はいない」と述べた。

ハード氏の辞任をめぐっては、法令順守の観点から同社取締役会の判断を評価する意見がある一方、理由が不明確なことや同氏が目覚ましい成果を上げたため辞任に疑問を呈する声もある。エリソン氏はハード氏の個人的な友人でもあり、辞任直後に米メディアを通じてハード氏を擁護する意見を表明していた。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]