トルコ、日本との原発交渉「終わってない」

2012/2/7付
保存
共有
印刷
その他

【イスタンブール=花房良祐】トルコの原子力発電所の建設計画について、同国のユルドゥズ・エネルギー天然資源相は6日、「日本との交渉は終了したわけではない」と述べ、受注を目指す韓国と並行して協議する考えを示した。アナトリア通信が伝えた。一方、トルコ政府筋は同日、日本経済新聞に、原発の運営企業を含む新たな提案があれば今後も日本と交渉が可能との見方を明らかにした。

トルコ政府筋によると、韓国の使節団が月内、日本政府の担当者も近くトルコを訪問する予定という。2010年11月にトルコと韓国の協議が決裂した際は、政府保証や原発の運営事業体がトルコに販売する電力価格などで溝が埋まらなかった。同筋によると、李明博大統領の訪問中に韓国側からこの点で歩み寄りの提案はなかった。

トルコと日本の原発交渉は11年3月の東京電力福島第1原発の事故で停滞。日本政府と東芝が提示していた原発運営企業の東京電力が計画から脱落したため、交渉が進まなかった。トルコは日本に再三交渉を加速するよう要請していたが、原発輸出政策の混乱もあり日本側は新たな提案を示せなかった。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]