【パリ=竹内康雄】「メルコジ」の次は「メルコランド」?――。仏大統領選でのオランド氏当選を受け、欧州メディアは6日夜、蜜月関係を築いたサルコジ大統領とメルケル独首相になぞらえ、オランド氏とメルケル氏の新たな関係をこう表現した。
メルケル氏は今回の仏大統領選で同じ保守系のサルコジ氏の再選を支持していたが、実らなかった。緊縮財政を志向するメルケル氏と、経済成長に配慮した財政出動色が濃いオランド氏の間では政策を巡る考えの差も小さくない。「メルコランド」の造語は密接な協力関係を意味するものになるのか。対立関係を指すことになるか。