2019年8月23日(金)

エジプトで衝突、50人以上死亡 デモ隊と治安部隊

2013/10/7付
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【パリ=押野真也】エジプトで6日、7月のクーデターで解職されたモルシ前大統領を支持するイスラム勢力と治安部隊が衝突し、地元メディアによると全土で50人以上が死亡した。治安部隊は催涙弾のほか、実弾も使用してデモを鎮圧したとみられ、イスラム勢力への弾圧を強めている。

エジプトでは同日は、1973年の第4次中東戦争でエジプト軍がイスラエル軍に対して打撃を与えた記念日にあたり、祝日だった。軍によるクーデターで大統領職を追放されたモルシ氏を支持するイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は同日にデモを呼び掛け、カイロでは数千人がデモに参加した。

デモ隊の一部は治安部隊と衝突。軍を支持する勢力とも小競り合いが起き、負傷者の数は合計で200人以上に上ったもようだ。軍が主導する暫定政権はイスラム勢力に対し、「(軍に反対するデモ参加者は)外国の工作員と見なす」と警告。同勢力への弾圧を強める姿勢を改めて示した。

エジプトでは7月3日に軍がクーデターを起こしてモルシ氏を大統領職から追放。8月中旬には治安部隊が同胞団を支持するデモ隊を強制排除して900人以上が死亡した。最近は軍が同胞団への弾圧を強化して大規模デモを抑えていた。今回のデモを機に、軍による同胞団への弾圧がこれまで以上に強まる可能性もありそうだ。

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