インドとバングラデシュ、国境線画定 - 日本経済新聞
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インドとバングラデシュ、国境線画定

飛び地交換で

【ニューデリー共同】インドのシン首相は6日、バングラデシュのダッカで同国のハシナ首相と会談し、PTI通信などによると、両首相は国境付近に散在する約160カ所の飛び地を交換し、国境線を画定させる議定書に調印した。両国の長年の懸案だった領土問題が解決に向かう。

シン首相は会談後の会見で「両国のパートナーシップの新たな体系で合意できた」と成果を強調した。

飛び地は、ムガール帝国とマハラジャ(王侯)が支配した藩王国による17世紀ごろの領土争奪が発端。インド国内にバングラデシュの飛び地が51カ所、バングラデシュに111カ所のインドの飛び地がある。

1996年に設置されたインド国内の最大の飛び地とバングラデシュ本土を結ぶ回廊について、1日12時間となっていた通行可能時間の制限をなくすことも合意した。

飛び地交換には今後両国の議会での承認が必要。

両首相は、バングラデシュからの繊維品46品目の関税撤廃で合意するなど、貿易拡大の方針も打ち出した。

両国を流れる河川の共同利用も主要議題となったが、バングラデシュ側に割り当てる水量についてインド国内の関係州間で意見の統一ができなかったため、合意には至らなかった。

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