【ニューヨーク=杉本晶子】米食品大手クラフト・フーズが5日発表した2010年4~6月期決算は、純利益が前年同期比13.3%増の9億3700万ドル(約800億円)となった。2月に買収を完了した英食品大手キャドバリーとの相乗効果が出て、欧州や新興国での出荷が大幅に伸びた。ただ、米国で価格競争が激化していることなどを踏まえ、10年12月期通期の売上高見通しは引き下げた。
売上高は25.3%増の122億5300万ドル。全体の約5割を占める北米が6%増、欧州が34%増、新興国が73%増となり、主に北米以外の販売が大幅に伸びた。
特に出荷が大きく伸びたのは中国やフィリピン、中南米諸国。キャドバリーが強みを持つ新興国市場で、キャドバリーのガム「クロレッツ」やキャンディー「ホールズ」「メントス」などに加え、クラフトの主力ブランド「オレオ」などの出荷も伸びたもようだ。
ただ、北米で小売業の値下げ競争が激化していることから、同日、通期の売上高見通しを従来の「前期比4%以上」から、「3~4%増」に下方修正した。買収に伴う統合コストも従来計画より2億ドル多い15億ドルになるとの予測を示した。
初割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が最長2月末まで無料!