/

米、アルカイダ幹部拘束 リビア・ソマリアで同時作戦

【ワシントン=吉野直也】米国防総省は5日、対テロ軍事作戦により、1998年の在ケニア、在タンザニアの両米大使館爆破事件に関与した国際テロ組織アルカイダ幹部、アナス・リビー被告(49)=身柄がないまま米国で起訴=をリビアで拘束したとの声明を発表した。2011年のアルカイダ指導者ウサマ・ビンラディン容疑者殺害に続く、対テロ作戦の成果になる可能性がある。

同爆破事件では数百人が死亡。米連邦捜査局(FBI)はリビー被告を最重要テロリストとして国際手配していた。2000年には同被告に500万ドル(約4億9千万円)の懸賞金を懸け、追跡を続けてきた。

国防総省によると、リビー被告は現在、合法的にリビア国外で拘束しているという。オバマ大統領は軍事作戦の報告を逐次受け、同被告の拘束を承認した。

米メディアによると、米軍は5日、ソマリアとリビアで同時に軍事作戦を展開した。ソマリアでは、米海軍特殊部隊SEALS(シールズ)が今年9月のケニア・ナイロビのショッピングモール襲撃事件で犯行声明を出したイスラム過激派アルシャバーブの拠点を攻撃した。同事件では民間人ら67人が死亡しており、対テロ作戦が必要と判断したとみられる。

特殊部隊はソマリア南部からアルシャバーブの拠点に接近し、急襲した。激しい銃撃戦の末、アルシャバーブの幹部を殺害したもようだが、死亡を確認する前に撤退を余儀なくされた。作戦は事前にソマリア政府にも通告した。

一方、リビアでは米軍と米中央情報局(CIA)、FBIが首都トリポリ付近で共同作戦を展開した。拘束されたリビー被告は最終的にはニューヨークに移送される見通しだ。

米当局者はリビアとソマリアの同時軍事作戦について「偶然だ」と説明している。しかし米メディアではどちらかの作戦を先行させた場合、もう一つの作戦が事前に予測され、失敗に終わりかねないと判断し、同時作戦に踏み切ったとの見方を紹介している。

ロイター通信によると、アルシャバーブは6日に声明を発表。米軍の攻撃を受けた拠点に組織の幹部はいなかったと反論している。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン