2017年11月19日(日)

オリンパス元社長「妻に耐え難い苦痛」 復帰断念

2012/1/6付
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 【ロンドン=松崎雄典】オリンパスの臨時株主総会で予定していた役員提案に関する委任状争奪戦を断念する意向を明らかにした同社元社長のマイケル・ウッドフォード氏は日本時間の6日朝、声明文を発表した。同氏は「妻にとって、衆目を集める争いにおける不安定さや私たちに寄せられる敵意が、今や耐え難いものとなっている」と指摘。家族の苦痛が長引いていることを断念の理由に挙げた。

 ウッドフォード氏は声明で「(日本国内の)大株主である機関投資家が誰も支援の声を挙げなかった」と強調。オリンパスへの役員候補の提案活動を断念することを正式に表明した。

 同氏は現経営陣を一掃するため、自身を含めた役員候補をそろえ、株主の賛同を得ることを目指していた。現経営陣との委任状争奪戦を視野に入れていたが、国内の生命保険会社や銀行などが賛成しなかったもよう。

 「株式持ち合いの相手を決して批判しないというあしき慣行」と、日本の持ち合い制度が「企業統治の骨抜き」になっていると批判した。

 具体的な方法は明らかにしていないが、「不正を糾弾する戦いはこれで終わりではない」と言明。経営陣を追及する活動は続ける意向を示した。同氏は同日午後3時より都内で会見を開く。

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