米クアルコム、半導体売上高で世界3位に スマホ普及後押し

2012/12/5付
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 【シリコンバレー=奥平和行】米調査会社のIHSアイサプライは4日、2012年の主要半導体メーカーの売上高(暫定値)を発表した。パソコンの販売不振などが響き最大手の米インテルなどの売上高が減少。一方、通信用に強い米クアルコムは初めて3位に入った。画像センサーが得意なソニーも好調で、スマートフォン(スマホ)への取り組みで明暗が分かれた。

 クアルコムは通信用半導体の最大手で、第3世代携帯電話(3G)に関する特許を多数保有する。こうした技術を生かし、スマホ向けのMPU(超小型演算処理装置)の販売も拡大。10年の9位、11年の6位から順位を上げた。スマホ普及の追い風を受けて11月には株式時価総額が初めてインテルを逆転。4日(日本時間)にはシャープへの出資も発表した。

 12年の半導体販売はパソコンの不振に加え、欧州の景気低迷やDRAMなどメモリーの価格下落といった逆風を受けた。主要メーカーは軒並み売上高を落とし、上位10社のうち7社が減収だった。一方、世界のスマホメーカーと取引するクアルコムは売上高を27.2%伸ばし、アイサプライのアナリストは「砂漠のような市場でオアシスを見つけた」と説明した。

 東芝など日本勢も市況悪化の影響を受けたが、「電子の目」と呼ばれる画像センサーに強いソニーは売上高を20.1%増やし、増加率はクアルコムに次ぐ高水準だった。ソニーは米アップルの「iPhone(アイフォーン)」などにCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーを供給。順位は前年の13位から11位に上昇した。

 米調査会社のIDCによると、7~9月期のパソコンの世界出荷台数は前年同期比8.6%減の8779万台にとどまった。一方、スマホやタブレット(多機能携帯端末)などは販売を大幅に伸ばしている。半導体メーカーにとってもこうした成長市場における取り組みが一段と重要になっているといえそうだ。

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