2019年1月23日(水)

シリア反体制派、武装組織も統合 新組織樹立へ大詰め

2012/11/5付
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【カイロ=共同】シリアのアサド政権打倒を目指す反体制派内で、機能不全が指摘されてきた在外シリア人中心の有力連合体「シリア国民評議会」に代わる統一組織結成の動きが大詰めを迎えている。国内の武装組織も統合して現政権を早期に打倒、その後の受け皿とする構想で、米国が支援。国民評議会などは4日からカタールの首都ドーハで数百人規模の会合を開催、数日中の組織樹立を目指す。

国民評議会は亡命シリア人を中心に昨年夏、トルコを拠点に樹立され、米欧なども支持してきた。しかし、1年以上たってもシリア国内でデモや武装闘争を行う勢力と連携して政権を脅かす存在となれず、クリントン米国務長官は10月末「もはや反体制派のリーダーとは見なしていない」と突き放した。

新たな反体制派結集を主導しているのは、最近まで国内で反体制活動をしていたリヤド・セイフ氏や8月にアサド政権から離反したリヤド・ヒジャブ前首相。両氏や反体制武装組織「自由シリア軍」、イスラム組織ムスリム同胞団、少数民族クルド人の代表ら二十数人は11月初め、ヨルダンの首都アンマンで会合を開き、統一組織を結成することで合意した。

会合後の声明は、全ての反体制勢力を結集して国際社会の支持を勝ち取る方針を表明し、アサド大統領退陣が武装闘争停止や対話の大前提だと確認した。2カ月をめどに亡命政府を樹立する構想も伝えられている。

ただ、シリア国民評議会の一部メンバーは新組織構想について「米国の押し付け」と強く反発しており、ドーハでの会合が紛糾する可能性もある。

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