ジンバブエ選管「ムガベ大統領勝利」 対立候補反発、混乱続く

2013/8/5付
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【ナイロビ=共同】アフリカ南部ジンバブエの選挙管理委員会は3日、7月31日投票の大統領選開票結果を発表し、1980年の独立以来、権力を握る現職ロバート・ムガベ氏(89)の勝利を宣言した。ムガベ氏は6選目となり、新たな任期は5年。ロイター通信などが伝えた。

旧野党、民主変革運動(MDC)を率いる対立候補ツァンギライ首相は3日、不正があったとして選挙結果を受け入れず、ムガベ政権にも今後協力しないと明言した。あらゆる法的手段にも訴えるとしており、混乱が続きそうだ。

ケリー米国務長官は選挙結果について「ジンバブエ国民の意思を代表しているとは思えない」との声明を発表した。

得票率はムガベ氏が約61%、ツァンギライ氏が約34%だった。大統領選には5人が出馬した。

また選管によると、大統領選と同時に行われた下院選(定数210)でムガベ氏が率いる与党、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)が158議席を獲得した。全体の3分の2を上回っており、同党単独で憲法改正が可能になる。MDCは49議席だった。

今回の選挙については、地元の選挙監視団も不正の可能性を指摘。選管幹部の1人も3日までに、選挙の信頼性に疑問を呈して辞任した。

ただ、アフリカ連合(AU)や南部アフリカ開発共同体(SADC)は一部に問題があったとしながらも「自由で平和的だった」としている。

2008年の前回大統領選では、ムガベ派による野党弾圧で約200人が死亡。ZANU-PFとMDCは09年、南アフリカの仲介で連立政権を組んでいた。

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