2019年6月26日(水)

欧州委、ガスプロムを調査 中・東欧での地位乱用の疑いで

2012/9/5付
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【ブリュッセル=御調昌邦】欧州連合(EU)の欧州委員会は4日、ロシアの国営ガス会社ガスプロムが中・東欧でのガス市場で独占的な地位を乱用している恐れがあるとして調査を開始したと発表した。具体的には同社が自由にガス供給網をつくらせないよう市場を分断しているほか、ガス価格を原油価格に連動させて不公平な価格設定をしていることなどを理由に挙げた。

欧州委の調査は、日本の独占禁止法に相当する規制に基づく措置。中・東欧はロシアからのガス供給に大きく依存していることがエネルギー安全保障上の問題となってきた。一方、ロシアは重要な市場と位置付けている。EUが競争政策上の問題として正式に取り上げたことで、EU・ロシア間の外交問題に発展する可能性もある。

欧州委は2011年9月、域内のガス市場の競争に懸念があるとして市場動向を調べていると発表した。対象がガスプロムであることは明白だったが、この時は企業名を公表しなかった。今回は段階を上げて企業名も公表し、本格的な調査に乗り出した。

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