イスラム圏でイスラエルへの抗議行動広がる 支援船襲撃に反発
【カイロ=太田順尚】イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの支援船団を急襲し、トルコの活動家らが多数死傷した事件を受け、イスラム圏を中心にイスラエルへの抗議行動が広がっている。
トルコのイスタンブールでは、3日に行われた犠牲者の追悼礼拝に約2万人が参列。4日もモスク(イスラム礼拝所)に同国やパレスチナの旗などを掲げた約1万人が結集した。
マレーシアのクアラルンプールでも4日、イスラエルに一定の理解を示す米国の大使館近くで、約5千人がイスラエル国旗を燃やすなどして行進。インドネシアなどイスラム圏のほか、オーストリアやイタリアなどでも抗議行動が行われた。