2018年8月18日(土)

中国リベラル紙、当局介入に異例の抗議

2013/1/4付
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 リベラルな報道姿勢で知られる中国の週刊紙「南方週末」の新年特集紙面が当局の手で改められ、同紙の編集者らがミニブログで抗議の声明を出していたことが4日分かった。当局が改めたのは憲政や自由、平等の実現を訴えた文章など。当局の厳しい監督下にある中国メディアの編集者らが明確な抗議の意思を示すのは異例だ。

 問題になったのは、メディア大手の南方報業伝媒集団(広東省)が発行する同紙の3日付紙面。当初は「中国の夢、憲政の夢」という新年の祝辞を載せていた紙面から憲政などの表現が削除され、「私たちは(過去の)いかなる時よりも夢に近づいている」という見出しの現状を肯定する内容となって発行された。

 香港各紙によると、南方週末の編集者と記者は「重大な出版上の事故だ」と広東省の報道機関を監督する省共産党委員会宣伝部に抗議。編集者らのブログはその後、閲覧できなくなっている。

 香港の中国人権民主化運動情報センターによると、改革志向の雑誌「炎黄春秋」のウェブサイトも閲覧できなくなっており、憲法と政治体制改革に触れた文章が原因の可能性があるという。(広州支局)

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