民主化デモ連鎖「イスラムの目覚め」 イラン最高指導者

2011/2/4 19:49
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【ドバイ=太田順尚】イランの最高指導者ハメネイ師は4日、金曜礼拝で演説し、チュニジア政変を発端とした中東の民主化要求の連鎖は「イスラムの目覚めである」と語った。イランは中東の親米政権が弱体化することで、米国の影響力がそがれることを期待しており、民主化拡大を歓迎する姿勢を鮮明にした。

同師はエジプトの抗議行動を「米国とイスラエルの使用人」を打倒する「イスラム解放運動」とし、「米国の(中東政策の)壮大な失敗」と指摘。エジプト国民にイスラム勢力主導の体制を築くよう呼びかけた。また、エジプト軍は「国民でなく、イスラエルを標的とすべきだ」と訴えた。

一方、民主化の飛び火を恐れる中東諸国は、相次ぎ野党勢力や民衆の懐柔策を打ち出している。リファイ内閣を総辞職させたヨルダンのアブドラ国王は3日、野党幹部と異例の会談を行い、政治改革実現に向けた協力を打診。サレハ大統領が再選断念を表明したものの、3日に数万人規模のデモが起きたイエメンも、野党勢力との対話を続けていく方針を表明した。

3日に非常事態宣言の解除方針を表明したアルジェリアのブーテフリカ大統領は、国営テレビに野党側の主張も報道するよう指示。モロッコ政府は、エジプトのデモを支持する姿勢を表明した。40年以上にわたるカダフィ大佐の独裁が続くリビアも3日、拘束していた政治犯12人を解放した。

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