2019年4月19日(金)

国連事務総長、米仏シリア攻撃けん制 「安保理で解決を」

2013/9/4付
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【ニューヨーク=杉本貴司】国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は3日、シリア問題について記者会見し、「武力行使は国連憲章51条に基づく自衛権の行使による場合か、安全保障理事会が認めた場合にのみ合法だ」と述べた。あくまで安保理の枠組みで解決すべきだとの主張で、米国などによる武力行使をけん制した。

潘氏は「安保理が国際平和や安全の第一の義務を負う」と強調した上で「将来のいかなる行動も科学的分析の結果に基づいて安保理によって考慮されるべきだ」と述べた。国連が実施中の化学兵器の調査結果を待つように、米国に自制を求めた格好だ。

潘氏は「シリア国民が被り続けている残虐行為を終わらせなければならない」としたが、武力介入については「懲罰的な方法が流血の拡大に及ぼす影響を考慮せねばならない」と慎重姿勢を示した。

ただ、安保理はシリア問題を巡り、アサド政権の後ろ盾であるロシアと、米国や欧州の対立が深刻で実質的に機能していない。潘氏の主張がどこまで各国の行動に影響力を持つかは不透明だ。

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