2019年9月18日(水)

米ロ、シリア問題で攻防 G20で支持取り付けへ
米、攻撃の正当性訴え

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2013/9/4付
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米国とロシアが5、6日の20カ国・地域(G20)首脳会議を舞台に、シリアへの軍事介入を巡って激しいつばぜり合いを演じることになりそうだ。オバマ米大統領はシリアのアサド政権による化学兵器使用の証拠などを各国首脳に示し、軍事介入への理解を求める考え。対するロシアは議長国の立場も活用して軍事介入に慎重な国際世論を広げる構えだ。

【ワシントン=中山真】オバマ大統領は3日、スウェーデン、ロシア訪問への出発に先立ち、ワシントンで米議会指導部と会談。オバマ氏は「我々が行動しなければ地域の同盟国を危機にさらすだけでなく、核不拡散などの国際規範の意味も薄れる」と軍事介入の正当性を力説し、軍事介入の早期承認を求めた。

共和党のベイナー下院議長は会談後「大統領の軍事介入の方針を支持する。共和党の我が同僚たちも支持すべきだ」と表明した。

9日以降とされる議会承認のカギとなるのは介入の正当性だ。化学兵器使用の証拠について米議会だけでなく、関係各国に説明を開始。オバマ氏はG20首脳会議を利用し、英国やフランスの首脳らと個別会談に臨み、シリアへの軍事介入に向けた連携を確認する見通しだ。

シリア問題はG20の公式な議題とはならないが、米政府高官は記者団に非公式な形で各国とシリアへの軍事介入に対する米国の立場を詳しく説明する考えも明らかにした。

オバマ政権はシリア周辺国などでつくるアラブ連盟などからの支持取り付けで「国際社会の要請」との大義をつくるシナリオも描く。ケリー国務長官は1日にサウジアラビア政府幹部に電話し、軍事介入の方針に理解を求めた。

米政府内には「国際社会からの支持取り付けは議会説得にも追い風になる」との声も出ている。

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