中国保険大手、支払い力低下 株安で財務力悪化
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【上海=土居倫之】中国保険大手の保険金支払い余力(ソルベンシーマージン比率)が低下している。株安で財務余力が低下しているうえ、積極的な支店開設などで総資産が膨らんでいるためだ。保険監督当局は8月5日から生命保険の予定利率の上限規制を撤廃した。すでに一部では予定利率の引き上げ競争が始まっており、収益力悪化を通じて支払い余力を一段と低下させかねない。
2013年1~6月期決算では、大手3社のうち2社...
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