「風立ちぬ」は受賞逃す 米アカデミー賞
【ロサンゼルス支局】映画界最高の栄誉である第86回米アカデミー賞の発表・授賞式が2日(日本時間3日)、ハリウッドのドルビー・シアターで始まった。長編アニメ賞はディズニーの「アナと雪の女王」(クリス・バック、ジェニファー・リー監督)が受賞。候補にあがっていた宮崎駿監督の「風立ちぬ」は受賞を逃した。
日本作品では、短編アニメ賞の候補だった森田修平監督の「九十九(つくも)」も受賞を逃した。同賞は「ミスター・ヒュブロット」が獲得した。
今年のアカデミー賞は近年まれにみる混戦もよう。アルフォンソ・キュアロン監督の「ゼロ・グラビティ」、デビッド・ラッセル監督の「アメリカン・ハッスル」がともに最多10部門でノミネート。スティーブ・マックィーン監督の「それでも夜は明ける」が9部門で候補にあがっており、主な賞を競っている。