2018年11月14日(水)

エジプト大統領、軍の要求を拒否 対立先鋭化へ

2013/7/2付
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【カイロ=押野真也】エジプトの大統領府は2日未明(日本時間同日午前)に声明を発表し、48時間以内に大規模デモなど国内の混乱の解消に向けた打開策の提示を求めた軍の要求を事実上拒否した。軍は期限を過ぎれば自らが主導して打開策を模索するとしており、政権側と軍との対立が先鋭化する可能性が高まってきた。

大統領府の声明は、事態の打開について「我々は(大統領を選んだ)民主主義のメカニズムに従って、(和解を)我々のやり方で進める」と表明。軍が求める現地時間1日夕から48時間以内の打開策の提示を拒んだ。政権側がどのような解決策を検討しているかは不明で、軍が政権批判を強めるのは確実だ。

軍は1日、政府が期限内に解決策を提示しなければ「今後のロードマップ(行程表)を作成する」と表明。政治への介入を示唆している。大統領側は2日の声明で「エジプトは(軍政への)回帰は求めていない」と軍をけん制。軍が政治介入すれば、軍とモルシ政権との対立は一気に再燃しかねない情勢だ。

軍は2011年2月にムバラク政権が崩壊して以降、暫定統治を担った。昨年6月30日にモルシ氏が大統領に就任してからも軍が政治権限を移譲せず、双方の対立が続いた経緯がある。

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