「クリントン副大統領」案あった オバマ氏再選前

2013/11/5付
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2012年の米大統領選の前年、オバマ政権内でクリントン前国務長官を副大統領に昇格させる案を検討していたことが明らかになった。オバマ大統領の支持率が低迷する中、クリントン氏の人気で再選を確実にしたいという狙いがあったとみられる。クリントン氏は16年の大統領選で最有力候補と位置付けられており、改めて動向に注目が集まりそうだ。

ジャーナリストのジョン・ハイルマン、マーク・ハルペリン両氏が、5日発売の前回大統領選に関する内幕本「ダブル・ダウン」で明かした。昇格検討を主導したデイリー元首席補佐官も、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで「あらゆる可能性を探る必要があり(クリントン氏起用も)その一つだった」と認めた。

著書によると11年末に雇用情勢の悪化などを背景に支持率低迷に苦しんでいたオバマ政権は、クリントン氏をバイデン副大統領の後任に起用する案を検討し、その場合の支持率の変化などを調査した。その結果、オバマ大統領の支持率向上には大きな影響を与えないという結論に達し、実現はしなかった。

一方、同じ著書では、共和党のロムニー候補が副大統領候補を選ぶ過程で、有力候補の一人だったクリスティー・ニュージャージー州知事が肥満体形や会議などに遅れるだらしなさに加え、実弟の金銭問題もあったために候補から外されたと説明した。クリスティー氏は16年大統領選の共和党の有力候補と目されているだけに、今後波紋を広げる可能性もある。(ワシントン=中山真)

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