2019年7月19日(金)

中国、フィリピンに南シナ海仲裁取り下げ要求

2013/9/2付
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【マニラ=共同】フィリピンのアキノ大統領が中国訪問を中止した問題で、中国が訪問の条件として、フィリピンが国際司法機関に申し立てた南シナ海の領有権争いをめぐる仲裁手続きの取り下げを求めていたことが2日、フィリピン政府関係者の話で分かった。フィリピンが「受け入れられない」と拒否し、中国はアキノ氏の訪中を断った。

中国は、領有権争いで2国間協議を主張しているが、対中強硬派のフィリピンとは2年間、首脳レベルの対話をしていない。沖縄県・尖閣諸島で対立する日本への対応と重なる。

中国は、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島でフィリピンが実効支配するアユンギン(中国名・仁愛)礁からの撤退も要求していた。

アキノ氏は8月28日、中国で開かれる「中国東南アジア諸国連合(ASEAN)博覧会」の開会式(9月3日)への参加を明らかにした。

フィリピン政府関係者によると、中国はASEAN各国に首脳級の派遣を要請。博覧会に出席する中国の李克強首相とアキノ氏との会談も調整していた。フィリピンには停滞する両国関係を打開する狙いがあった。

ただ中国はこの間、仲裁手続きの取り下げやアユンギン礁からの撤退を再三求めてきた。フィリピンはアキノ氏の訪中公表に合わせ、要求には応じられないものの首脳会談に意欲を示す考えを中国に伝えた。だが中国からは「大統領の訪問は(両国の)利益になる時期が適切」と、訪中を受け入れないとの返答があった。

香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国外務省当局者が「そもそもアキノ氏は招待していない。フィリピンが両国関係の障害を取り除き、健全な関係になるよう具体的な努力をすべきだ」と語ったと報じた。

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