駐日大使に故ケネディ元大統領の長女 米報道

【ワシントン=中山真】ワシントン・ポスト(電子版)など米主要メディアは1日、今夏の退任を予定しているルース駐日大使の後任として故ケネディ元米大統領の長女のキャロライン・ケネディ氏(55)が起用される見通しになったと報じた。駐日米大使に女性が起用されるのは初めて。
同氏は2008年と12年の大統領選でオバマ氏を支持し、論功行賞として先進国の大使への起用が取り沙汰されていた。ワシントン・ポストは「大使赴任はほぼ固まった。大使赴任のために東京に向かうことになるだろう」と報じた。デザイン会社を経営する夫のシュロスバーグ氏は米国にとどまる方向という。
CNNも同日、民主党関係者の話として、キャロライン氏が駐日大使を打診され、身辺調査などが進んでいると報じた。
米国で多くの政治家や実業家を輩出した名門ケネディ家の出身。キャロライン氏自身は上院議員選出馬に一時意欲を示したことがあるが、政治経験はない。弁護士などを経て、現在はマサチューセッツ州にあるケネディ記念図書館の館長など非営利団体の幹部を務めている。
関連キーワード