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台湾揺るがす「毒でんぷん」 グルメ観光に打撃懸念

【台北=共同】デザートや揚げ物など身近な食べ物に違法原料を使ったケースが台湾で相次いで発覚、食の安全への懸念が高まっている。食べ歩きが柱の一つとなっている観光業にも打撃となりかねず、政府は罰則強化などに着手。1日から飲食店や小売店に対し、安全検査完了を示す証明書を店内に張り出すよう命じた。

1日、台北市の飲食店で、安全検査完了の証明書を手にする当局者=中央通信社・共同

台湾では5月以降、工業用や期限切れの原料を使った食品が見つかり、地元メディアが連日報じている。中でも衝撃が大きいのは「毒でんぷん」事件。タピオカや麺類、おでんの具、揚げ物の衣など多くの食品に、食用ではなく接着剤などの工業用の原料「無水マレイン酸」が混入したでんぷんが使われていた。

ぷりぷりした食感やつやが出てコストも抑えられるため、一部の製粉業者が10年以上前から販売していたとみられる。無水マレイン酸の毒性は強くないが、長期間摂取すると腎機能に悪影響が出る恐れがあるという。

台湾当局は罰則強化を盛り込んだ関連法修正に着手し、立件に向け関係者の聴取を始めた。シンガポールとマレーシアが、でんぷんを使った一部の食品の輸入禁止を決め、日本も同様の食品が輸入されていないかどうか調査を始めるなど、海外にも影響は広がっている。

1日付の台湾各紙によると、地元で人気のプリンなどで別の工業用原料の違法使用が新たに発覚。危険な食品の摘発はさらに増える可能性がある。

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