車両埋める行為「以前から」 中国の駅責任者が証言
【北京=共同】1日付の中国紙、経済観察報は、浙江省温州市の高速鉄道事故を受けた主要駅責任者の匿名の証言を掲載、鉄道当局が事故直後に車両を地中に埋め「証拠隠滅」を図ったとの見方に関し、同責任者は「以前からそうしてきた。今回はメディアの関心が高かっただけ」と指摘した。
同責任者は「鉄道当局は問題が起きるとまず責任逃れを考える」と批判。高速鉄道の信号系統などの緊急対応能力が劣っていることは「組織内部では秘密ではない」とし、「当直は運転士と無線で連絡が取れたはずだ」と人為ミスの可能性に触れた。
同紙は事故調査の不徹底などを批判する8ページの特集記事を掲載した。