2019年7月17日(水)

中国の大学生、初任給希望額ピーク比34%減の6万円
成長鈍化で現実的に

2014/6/2付
保存
共有
印刷
その他

大連市の就職フェアに参加した大学生(遼寧省)

大連市の就職フェアに参加した大学生(遼寧省)

中国の大学生が希望する初任給が3年前と比べ大幅に減少していることが分かった。北京青年圧力管理サービスセンターの「2014年中国大学生就職圧力調査」によると、希望月給は平均3680元(約6万円)で、ピークだった11年の5537元から34%減少した。中国経済の成長率が鈍化し就職難が続くなか、若者らの期待値も現実的になっているようだ。

同センターは中国共産党の青年組織、共産主義青年団(共青団)傘下の組織。09年から6年にわたり調査している。初任給希望額は10年(3057元)から11年(5537元)にかけて一気に上昇したが、その後の経済減速を受けて12年には4592元、13年には3683元と年々下がり続けている。こうした傾向が企業の人件費抑制につながる可能性がある。

卒業後の進路希望については49.7%が就職、22.7%が起業、20.1%が大学院への進学と答えた。卒業後に実際に起業する人は例年2%以下にとどまっており、最終的には断念する人が多い。

今年の大学新卒者(大学院、職業専門学校含む)は前年より28万人多い727万人。就職浪人や海外留学からの帰国組を加えると800万人超が就活戦線に参加したとされる。6月の卒業を前に、就活は大詰めを迎えている。

今回の調査は4月1~28日にかけてインターネット上で実施。有効回答数は8193件だった。回答した4年生1807人のうち、就職先が決まった人は484人だった。(大連=森安健)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。