米デルタ航空、米国の製油所を120億円で買収

2012/5/1付
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【ニューヨーク=小川義也】米航空大手デルタ航空は30日、米石油大手コノコフィリップスが米東部に持つ製油所を1億5000万ドル(約120億円)で買収すると発表した。収益を圧迫している燃料費を年3億ドル削減する効果が見込めるという。航空会社が自ら製油所を所有・運営するケースは珍しい。新手のコスト削減策として注目されそうだ。

買収するのはペンシルベニア州フィラデルフィア近郊にあるトレイナー製油所。日量18万5000バレルの精製能力を持つ同製油所、デルタが路線を持つ米東部の各空港までのパイプラインなど輸送設備も含む。デルタは買収後、1億ドルを投じてジェット燃料の生産設備を拡充する。

同製油所が精製するガソリンや軽油などジェット燃料以外の製品は、英石油大手BPとコノコが5月1日付で分社する石油精製・販売会社「フィリップス66」が引き取り、ジェット燃料と交換する契約を結んだ。自前で精製する分と交換する分を合わせると、デルタが米国内で使用するジェット燃料の80%をまかなうことができる。

デルタのリチャード・アンダーソン最高経営責任者(CEO)は声明で「大型機1機分の値段で買える製油所への投資は、最大のコストである燃料費をやりくりする革新的な手法だ」と自画自賛した。

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