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米与野党、債務不履行回避へぎりぎりの合意

【ワシントン=御調昌邦】オバマ大統領と米議会与野党幹部は31日夜(日本時間1日午前)、債務上限引き上げで妥協に達した。期限とされる2日を目前に控え、米国のデフォルト(債務不履行)は回避される見通しとなった。多くの米国民が米議会へ不満を募らせたことや、金融市場や米経済への懸念が両党幹部の背中を押したとみられる。

オバマ政権と与野党幹部は週末に入り、上院を中心に水面下での調整を精力的に続けた。東京を含むアジア市場が開く時間帯までに妥協に向けた方向性を示さなければ、米国発の市場の動揺を引き起こす恐れがあることも考慮に入っていたとみられる。

妥協へのカギを握った共和党のマコネル上院院内総務は30日、オバマ大統領と電話で協議。さらにバイデン副大統領とは数度にわたって連絡を取り合ったという。31日朝には、上院での合意が近いところまで調整が進んでいた。

焦点は、上院共和党よりも強硬派が多いベイナー下院議長率いる下院共和党の動向に移っていた。仮に上院で妥協が成立しても、共和党が過半数を握る下院で同じ案を通過できなければ、債務上限を引き上げる法律は成立しないためだ。

一部の世論調査などでは、現在の状況についてオバマ政権よりも米議会、特に共和党の動きを批判する声が大きいとの結果も出ていた。オバマ大統領は31日夜の記者会見で「電話や電子メールなどで最後の数日にワシントン(の議員ら)に行動するように強く求めた米国民に感謝する」と語った。共和党のベイナー下院議長らも、現段階でこれ以上の政治的な対立は自らへの逆風にしかならないと考えた可能性がある。

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