世界パソコン出荷予想、10年は19%増 年末に伸び鈍化
米調査会社が下方修正

2010/9/1付
保存
共有
印刷
その他

【シリコンバレー=岡田信行】米調査会社ガートナーは31日、2010年通年のパソコン世界出荷台数見通しが前年比19.2%増の3億6780万台になりそうだと発表した。今年5月時点では22%増を見込んでいたが、下方修正した。米国や欧州の景気の先行き見通しが不透明となり、「需要に減速感が出てきた」としている。

ガートナーによると、今年上半期は景気回復傾向に支えられ、個人向けを中心にパソコン販売が回復。企業向けの需要も増えて堅調に推移していた。しかし、欧州発の金融危機などに加え、米国でも景気の先行き懸念が広がったことで、最大の商戦期である年末シーズンを含む下半期は、当初見込みより約2ポイント下回る15.3%増に下方修正した。

もっとも、伸び率が鈍化するとはいえ、2ケタ以上の大幅増が続く状況は変わらない。ガートナーは一般消費者がパソコンをぜいたく品ではなく、必需品として継続的に購入していることや、企業向けのパソコンの年数が古く、更新需要が見込まれることなどを指摘した。

ガートナーはアップルの多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」をきっかけに「タブレット型」と呼ばれる端末が増えていることも指摘。来年以降、「ネットブック」と呼ばれてきた低価格のノート型パソコンの市場がタブレット型に侵食される可能性が高いとの見方を示した。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]