シリア攻撃、議会承認求める 米大統領が判断先送り

2013/9/1 22:04
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【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領は8月31日午後(日本時間1日未明)、ホワイトハウスで声明を発表し、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したと断定したことを受け「シリアに対し軍事行動を取るべきだと決断した」と表明した。同時に、軍事介入の承認を議会に要請する考えを明らかにした。大統領が軍事介入の承認を事前に求めるのは極めて異例。休会中の米議会は9日に審議を再開する予定で、軍事介入の判断を事実上先送りした。

上下両院は9日以降に軍事介入を承認するかどうか採決する予定。議会では賛否が混在しており、現時点では承認されるかどうか不透明だ。

オバマ氏は議会の承認を得られれば今月中旬以降にも軍事介入に踏み切る見通し。一方、議会が否決する場合、そのまま軍事介入を取りやめるかどうかは明らかでない。軍事介入を断念すれば、化学兵器使用は越えてはならない一線と警告してきたオバマ氏自身の発言の信頼性にかかわることになる。

声明発表に先立ちオバマ氏は、共和党のベイナー下院議長や民主党のリード上院院内総務ら議会指導部に軍事介入の決断を説明。議会に了承を求める意向を伝えた。1日も議会指導部にシリアへの軍事介入の理解を求める。

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