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「神の粒子」の存在、確証は 4日に成果発表

宇宙の万物に質量を与えたとされる素粒子「ヒッグス粒子」をとらえる実験の最新データを、欧州合同原子核研究機関(CERN)が4日、公表する。昨年末は発見できる可能性が高まったと発表したが、データを積み上げた結果、「確証」を得たかどうかに注目が集まる。

CERNでは2010年から東京大学など国内勢も参加する「アトラス」と欧米中心の「CMS」の2チームが、ヒッグス粒子を探し出す実験に取り組んでいる。1周27キロメートルもある大型の円形加速器を使って光の速さ近くまで加速させた陽子同士をぶつけて、宇宙誕生時のビッグバンを再現、衝突で飛び散った多数の素粒子の中からヒッグス粒子の「痕跡」を見つける。

40年以上も前にその存在が予言されたヒッグス粒子は、できても瞬く間にほかの粒子に姿を変える。直接観測するのは不可能で、検出器がとらえた様々な粒子や光のデータから、統計学的な手法を使って、ヒッグス粒子が存在する確からしさをはじき出す。衝突実験を繰り返してたくさんのデータを集めれば、確率の精度は高まる。

昨年末までに500兆回の衝突実験を実施し、ヒッグス粒子が存在する確率をアトラスは約98.9%、CMSは約97%と公表した。物理学の世界では99.9999%以上を発見とするため、「世紀の大発見」にはまだ遠かったが、2グループが似た結果を出し、期待が膨らんだ。

4日には今年4月から6月までの実験成果を発表する。昨年と同じ量のデータを蓄積できたもよう。昨年分と足し合わせても、2グループがそれぞれ99.9999%に達するのは厳しそう。99%を超える「確証」を得た可能性はある。

年内までに予定される残りの実験結果を合わせると、今年のクリスマスまでに「神の粒子」ともいわれるヒッグス粒子の「発見」をアナウンスするのではないかと専門家らはみている。

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