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福島原発、汚染水の除去急ぐ 1号機でポンプ増設

(更新)

東京電力福島第1原子力発電所のタービン建屋地下で見つかった放射性物質による高濃度汚染水の排出作業は難航しそうだ。東電は1号機について復水器に送る際に使うポンプを1台から3台に増設した。2、3号機は復水器が満水で、復水器の水をいったん別のタンクなどに移す。汚染水が除去できない限り、本来の冷却機能を回復される復旧作業は前進させることができない。

汚染水の放射性物質濃度について、東電は2号機の測定結果を修正した。原子炉内の水と比較し、当初は通常運転時の1千万倍と発表したが、再検討した結果、放射性物質の種類を誤って測定していたことがわかり、約10万倍に訂正した。1号機と3号機の汚染水についても、測定を再度実施することにした。

経済産業省原子力安全・保安院は28日午前の記者会見で、1号機の圧力容器の上部の温度が同日午前3時時点でセ氏約274度に上昇していると発表した。設計温度(約300度)に迫っており、注水量を増やす方針だ。

5号機、6号機の放水口から北側に約30メートルの地点で、27日午後2時に採取した水から基準値の1150倍のヨウ素131が検出された。26日午後の時点では314倍だった。保安院は「1~4号機の排水口付近で高濃度のヨウ素131が検出しており、それが移動した」と推測している。

原子炉への真水の注水作業は28日に3号機で消防ポンプから電動ポンプへの切り替えを進める。2号機はすでに切り替え済み。消防ポンプは燃料補給が必要なので、電動ポンプに切り替えれば注水作業の効率が上がる。また、1号機は29日に消防ポンプから電動ポンプに切り替わる。

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