2019年8月19日(月)

福島第1原発、「循環注水冷却」開始も1時半後に中断

2011/6/27付
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東京電力は27日、福島第1原子力発電所の汚染水を浄化して原子炉の冷却に再利用する「循環注水冷却」を午後4時20分に開始した。しかし放射性物質を除いた処理水を炉内に注ぐホースから水漏れが見つかり午後5時55分に作業を中断。28日朝から詳しく調べる。たまり続ける汚染水を増やさずに原子炉を冷やすには、循環処理の安定稼働が求められている。

東京電力と政府は27日夕の記者会見で、循環注水冷却の開始を宣言。1~3号機の原子炉に入れる従来の冷却水を毎時3トンに絞り、残る毎時13トンは循環した処理水を使う計画を発表した。

水漏れはその後、判明した。浄化処理後の淡水をためたタンクから原子炉へ移すホースの継ぎ手が外れたのが原因とみられる。東電によると、原子炉の冷却は循環注水を始める前の方法で継続している。

福島第1原発1~3号機は毎日約380トンの冷却水を注いで原子炉の温度上昇を抑えている。高濃度の放射性物質を含む汚染水が原子炉から漏れ出し、建屋などにたまっている。このため集中廃棄物処理施設に移送し、油分や放射性物質を取り除く浄化装置も稼働していた。

浄化装置は水漏れや弁の開閉ミスなどトラブルがたびたび起きている。

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