超省エネの切り札か 「トポロジカル物質」に注目
消費電力極めて少ない電子素子開発も
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金属でも絶縁体でもない不思議な材料「トポロジカル物質」の研究が活気づいてきた。位相数学(トポロジー)の理論と材料研究が結びついて生まれた新分野。「ノーベル賞級の発見が潜む新しい鉱脈」と話題になり、消費電力が極めて少ない電子素子の開発につながると期待されている。まだ具体的な素子は誕生していないが、日本や米国、中国などのグループが最先端の成果を競い合っている。
「電子材料研究の視点ががらりと変わった...