女性取締役の比率低迷 活躍推進、意識の改革カギ
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日本は先進諸国と比べて女性の就業率が低い上、役員・管理職に占める女性比率も低迷している。米非営利団体「国際女性経営幹部協会」の調べでは、日本の女性取締役比率は1.4%で、調査対象42カ国中38位だ。
なぜ活躍推進が進まないのか。日本生産性本部が第4回「コア人材としての女性社員育成に関する調査」で企業に聞いた課題(複数回答)の最多は「女性社員の意識」79%で、以下「管理職の理解・関心が薄い」57%、「育児等家庭的負担に配慮が必要」56%と続く。
活躍推進を阻む「女性の意識」とは何か。「女性社員の意識」を課題に挙げた企業に「男性の上司の女性社員に対する見方」を重ねて尋ねている(同)。上位に「昇進や昇格することへの意欲が乏しい」72%、「難しい課題を出すと敬遠されやすい」61%、「感情的になりやすく、注意を受け入れない」34%が並んだ。
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