/

福島第1原発、汚染水浄化装置の試験運転再開

「高濃度」で性能確認

東京電力は23日未明、福島第1原子力発電所の汚染水浄化装置の試験運転を再開した。放射性セシウムの浄化能力が想定の10分の1にとどまり中断していた。東電は同日会見し「弁の開閉を知らせる表示が間違っていた。閉じたつもりが開いたままで、複数つながる除去機器の一部を通らずに汚染水が流れた」と説明。再び高濃度の汚染水を処理して性能を確かめる。本格稼働が遅れると汚染水があふれ出す恐れがある。

浄化能力が低かったのは米キュリオン社のセシウム吸着装置。汚染水のセシウム濃度を1000分の1に下げる計画だったが、約100分の1にとどまっていた。東電は「弁を正しく操作し、所定の除去機器すべてに汚染水を通せば、放射性物質は計画通りに取り除ける」としている。

東電は23日午前0時43分に高濃度汚染水を使った試験運転を再開した。2~3日後の本格稼働を目指すが、めどは立っていない。

タービン建屋地下などにたまった汚染水は約11万トンあり、このまま増え続けると29日ごろには満水になる。このため東電は汚染水の移送先で1500トンを追加で受け入れるなどして、漏洩を6日間程度遅らせる考え。

福島地方は雨がしばらく続く見通しで、雨が流れ込むと汚染水が増える恐れもある。東電は原子炉への注水量を減らして汚染水の増加を抑えたほか、高濃度汚染水を保管するタンクの準備を進めている。

また東電は22日、2号機の原子炉に圧力計を設置した。調整が終われば、1号機と同様に原子炉圧力容器内の圧力や水位が測定できる。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連キーワード

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン