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東電、汚染水の海洋流出認める 「原発港湾内」

東京電力は22日、福島第1原子力発電所の井戸から放射性物質が検出されている問題で、汚染水が「海に流出している可能性がある」と認める見解を初めて示した。漏れた量は不明だが、汚染は原発の港湾内にとどまっていると東電は説明している。今後、事故当初にたまったとみられる地下のトレンチ(坑道)の汚染水を抜くなどの対策を急ぐ。

福島第1では港湾内の放射性物質の濃度が1リットルあたり2300ベクレルに上昇。原子力規制委員会は10日、汚染水が海に漏れていないとする東電の説明には疑問があるとして「高濃度汚染水の海洋への拡散が強く疑われる」と指摘したが、これまで東電は海への漏洩を認めてこなかった。東電の担当者は22日の記者会見で「説明が不十分だった」と謝罪した。

東電は、潮位の変化に伴って地下水の水位が上下していることから、地下水と海水が行き来している可能性があると判断した。東電は1月から潮位を測っていたが、社内で共有されていなかったという。港湾の外側では変化がないことから、海への拡散は限定的と話している。

東電は護岸沿いに薬液を染み込ませて固め、地下に壁をつくる作業を進めている。今月末に完了する予定だったが、完成は8月10日ごろまで遅れる見通し。事故直後の高濃度汚染水が残るトレンチについては、10月末までに汚染水を排水し、中を埋める計画を示した。

東電は原発の冷却水を処理、循環させながら再利用しているが、トレンチの汚染水はそのまま残っていた。

福島第1では2011年4月にも汚染水が海に漏れ出し、国内外から非難を浴びた。

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