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福島第1の汚染水浄化装置、運転再開

東京電力は21日午前、福島第1原子力発電所で汚染水浄化装置の試験運転を一時中止した。想定より早く放射線量の基準を超えた原因の解明と改良を進めていたが、仏アレバ社製の機器に水を送るポンプの一部が自動停止した。東電は同日午前の会見で水量が多すぎたと発表。流量を絞って正午過ぎから試験運転を再開した。今後の稼働につなげる。

浄化装置は高濃度汚染水に含まれるセシウムやストロンチウムなどの放射性物質を米キュリオン社や仏アレバ社の機器で取り除く。試験運転は21日午前0時45分から実施。装置の入り口部分が汚染水や汚泥の影響で放射線量が高くなりやすいため、現在の吸着材とは別の砂や水を加えて動かしていた。午前7時20分ごろに、仏製の凝集沈殿装置にろ過した水を送るポンプが自動停止した。このためシステム全体を止めた。ポンプの停止は、ろ過した水の量が多すぎたのが原因としている。

浄化装置は17日に稼働したが、想定の1カ月より早く放射線量が交換時期を示す基準値の毎時4ミリシーベルトを超えたために、稼働後5時間で停止した。その後、原因を突き止め、改良を施すために試験運転をしていた。

建屋の地下などにたまった汚染水は、移送先があと1週間から10日間で満杯になる見通し。このため東電は低濃度の汚染水をためるために設置したタンクを一時的に活用する検討を始めた。タンクに移送し、地表や海にあふれ出るのを防ぐ考えだ。

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