2019年1月24日(木)

流出した汚染水は250トン、福島原発3号機 東電発表
放射性物質、放出基準の100倍

2011/5/21付
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人工浮島「メガフロート」

人工浮島「メガフロート」

東京電力は21日、福島第1原子力発電所3号機から海へ流出した高濃度汚染水の量が約250トンだったと発表した。11日に発覚し同日中に止水したが、含まれる放射性物質は20兆ベクレルと説明した。1年間に放出が認められる基準の100倍にあたる。海へ放射性物質が流れたことには、海外からも懸念が出ている。

海への高濃度汚染水の漏出は、4月上旬に2号機の取水口付近からもあった。2号機は総量が500トンで、4700兆ベクレルだった。東電は「3号機は2号機に比べると海への拡散は相当少ない。拡散防止用のフェンスで港湾内で大半はとどまっている」としている。

一方、東電は21日、放射線量が毎時1000ミリシーベルトのがれきが見つかったと発表した。敷地内のがれきでは最も高い。復旧作業を阻む恐れがある。

また放射性物質を含む汚染水をためる人工の浮島「メガフロート(大型浮体式海洋構造物)」が同日到着したと発表した。原発敷地内に約10万トンある汚染水の一部を移す。

メガフロートは鋼鉄製で長さ136メートル、幅46メートル。内側の空洞に1万トンの水を保管できる。当初は汚染水の受け入れ先として話題を集めたが、到着を待つ間に原発の汚染水が急増。東電は急きょ、仮設タンクをいくつも手当てした。

今後、経済産業省原子力安全・保安院の確認を受けて貯水に活用する考えだが「メガフロートのクレーンを、原子炉建屋を覆うカバーの取り付けに使うことも検討している」(東電)という。

また東電が新たな工程表に盛り込んだ「循環注水冷却」の準備を進める1号機では、ガンマ線カメラでの放射線量測定を20日に実施。放射線量の高さを色別に示す地図作りに取りかかった。作業の可否を判断する資料になる。

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