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飲料水・農産物から放射性物質 毎日食べても影響なし

厚生労働省は20日夜、福島県飯舘村で19日採取された原乳から暫定規制値(1キログラム当たり300ベクレル)の約17倍に相当する5200ベクレルの放射性ヨウ素を検出したと発表した。同県内ではほかにも3カ所で原乳から基準値を超える放射性ヨウ素が検出された。細川律夫厚労相は食品安全委員会に対し、放射性物質が検出された食品の健康への影響を評価するよう諮問した。

福島県の佐藤雄平知事は20日、県内全域で原乳の出荷を自粛するよう要請した。厚労省によると、牛が食べた牧草や飲んだ水に放射性物質が含まれていた可能性が高いという。

食品安全委員会の専門委員を務める唐木英明東京大学名誉教授によると、チェルノブイリ原発事故の時には、放射性物質で汚染されたとみられる牛乳を飲んだ住民の間で健康被害が起きたという。ただ、「日本は(出荷検査など)厳しすぎるぐらいに確認しており、チェルノブイリのような事態にはならない」と話す。

放射性物質による汚染は野菜にも広がっている。茨城県は20日、ハウス栽培のホウレンソウからも放射性物質が検出されたと発表した。ハウス栽培以外でも日立市のホウレンソウから規制値(同2000ベクレル)の27倍となる5万4000ベクレルの放射性ヨウ素が検出された。

ただ、規制値は食品の重さで1キログラムを基準としており、仮に毎日食べても現段階では健康に影響のない水準だ。

水道水でも放射性物質が検出され始めた。文部科学省によると、宇都宮市や東京都新宿区、新潟市などで放射性ヨウ素や放射性セシウムが検出された。いずれも規制値を下回っている。

枝野幸男官房長官は20日夕の記者会見で、水道水から検出されたことに関して「特別な措置をとる必要があるという情報は私には入っていない」と述べた。

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