2019年8月26日(月)

福島第1原発2号機に電源接続 放水なお続く

2011/3/19 19:16
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東日本大震災で深刻なダメージを受けた東京電力福島第1原子力発電所では19日も、冷却機能の回復を目指した作業が継続された。東京電力は2号機に外部から電気を供給する工事を、20日未明にも完了する予定。東京消防庁も19日午後、海水を使って3号機の使用済み核燃料プールに対する連続放水を始めた。放射性物質の大量飛散という最悪の事態を回避するための作業が続いている。

電源回復は大詰めを迎えている。経済産業省原子力安全・保安院は19日夕方に記者会見し、2号機の原子炉建屋まで送電ケーブルの敷設を終え、電気が来ることを確認したと発表した。東京消防庁による放水作業が終了し次第、建屋内での通電作業を開始する。電気の完全復旧は20日にずれ込む見通し。

復旧後の主要機器や電力系統の点検・確認作業について、保安院は(1)計器類(2)炉心の冷却システム(3)使用済み核燃料プールの冷却システム――の順番で進めると説明している。不具合が見つかれば、機器類の交換も必要となり、冷却システムの稼働には、まだ、しばらく時間がかかりそう。

東京電力福島第1原発3号機に放水する自衛隊の消防車(18日)=陸上自衛隊中央特殊武器防護隊撮影

東京電力福島第1原発3号機に放水する自衛隊の消防車(18日)=陸上自衛隊中央特殊武器防護隊撮影

東京消防庁による3号機の使用済み核燃料プールへの注水作業は、19日午前0時半から約20分間実施したのに続き、同午後2時5分から2回目の放水を開始した。計7時間の大量放水となる見通し。自衛隊も4号機に対して放水を検討している。

枝野幸男官房長官は19日午後記者会見し、3号機への放水作業について「使用済み核燃料プールには一定の注水が成功したとみている」と述べ、一定の効果があったと評価した。また、1~3号機の原子炉の状況については「海水注入で一定の安定状況にあるが、引き続き冷却を継続すべく努めている」と強調した。

使用済み核燃料プールの温度が上昇していた5号機、6号機は、1台の非常用発電機を共有していたが、19日未明にもう1台が起動した。5号機でプールの温度を下げる冷却システムが稼働し、水温は同日午後2時で63.8度と午前6時の時点と比べて5度下がった。6号機も20日までに冷却システムが稼働できる見通し。

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