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最古の細菌発見 海洋機構、生命誕生の謎解明へ

海洋研究開発機構の高見英人上席研究員らは、これまで知られているなかで最古の細菌を見つけたと発表した。35億~40億年前に登場したと考えられる。鹿児島県の鉱山の地下坑道内で、約70度の熱水中に存在していた。地球生命の誕生と進化の謎を解き明かす手がかりになる。米オンライン科学誌プロス・ワンに18日掲載された。

研究チームは菱刈鉱山(鹿児島県伊佐市)の地下300メートルの坑道内で、約70度の熱水中から微生物の塊を採取。コンピューターや専用分析装置を組み合わせた最新のゲノム(全遺伝情報)解析手法を使い、16種類の細菌を見つけた。遺伝子の特徴から、このうちの1種がこれまで知られているなかでもっとも原始的な特徴を持つことを突き止めた。

地球の生命は約40億年前に誕生し、約35億年前までに「真正細菌」と「古細菌」の2つに分かれたとされる。見つけた細菌は真正細菌で、水素と二酸化炭素からエネルギーをつくれ、酸素がなかった原始の地球でも生きられたことを示す。正確な出現時期はわからないが、2つに枝分かれしたころのものとみられる。

原始の細菌を見つける研究は従来、一つ一つの種類を分離し増やして調べていたが、培養が難しい場合も多く限界に来ていた。今回は何種類もの細菌の塊をまとめてゲノム解析する先端手法を駆使した。世界的にもこうした解析法が広がりつつあり、今後、新たな発見が相次ぐ可能性もある。

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