2018年7月18日(水)

放射線の監視を強化 測定値公表、健康被害の懸念なし

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2011/3/16付
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 東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、文部科学省は16日、全国47都道府県の大気中にある放射線の測定結果の公表を同省ホームページ(http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/)で始めた。16日午前中には東日本各地で平常値よりも数倍から30倍近くまで上昇したが、夕方には一部を除き平常値に戻った。いずれも健康被害につながるレベルよりもずっと少ない値だ。

各地の放射線量
(単位はマイクロ<マイクロは千分の1ミリ>シーベルト毎時)
観測地点3月16日
午前8~
9時時点
3月16日
午後4~
5時時点
平常時
北海道札幌市0.0280.0270.02~0.105
宮城県仙台市0.1600.1530.017~0.051
山形県山形市0.0730.0570.025~0.082
茨城県水戸市0.9620.2520.036~0.056
栃木県宇都宮市0.3370.2150.030~0.067
群馬県前橋市0.1270.1100.017~0.045
埼玉県さいたま市0.0940.0680.031~0.060
千葉県市原市0.0970.0410.022~0.044
東京都新宿区0.0890.0540.028~0.079
神奈川県茅ケ崎市0.1390.0560.035~0.069
愛知県名古屋市0.0400.0400.035~0.074
大阪府大阪市0.0430.0450.042~0.061
福岡県太宰府市0.0360.0360.034~0.079

(注)文科省の資料をもとに作成

 各都道府県の平常値は毎時0.01マイクロ(マイクロは1000分の1ミリ)シーベルト~0.1マイクロシーベルト。

 16日に福島第1原発3号機で白煙が確認された午前8~9時の値で最も高かったのは茨城県の同0.962マイクロシーベルトで、平常値の26倍。宮城県や栃木県、群馬県でも10倍近かった。東京都や神奈川県など首都圏でも数倍程度。ただ午後4~5時には最大の茨城県でも同0.252マイクロシーベルトに下がり、各地も減少傾向にある。

 近畿地方や中国、四国、九州地方の各府県では、平常値と変わらないところが多かった。福島県では計測機が壊れ、数値を公表できないという。

 東海村のJCO臨界事故で被曝(ひばく)者の治療にあたった前川和彦・東京大学名誉教授は「(現在の数値だと)健康被害は全く心配ない」と指摘する。

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